
まだまだ寒さが厳しいですがいかがお過ごしでしょうか??
寒いと動きたくなくなりますよね。
”ウィンターブルー”と言う言葉もありますが体だけでなく気分も落ち込みやすくなります。これは『日照時間の減少で体内時計が乱れる』ことで起こります。
寒さによる冷えも東洋医学では人の体を構成する『気・血・水』の3要素全てにトラブルを起こすと言われます。
この『気・血・水』は体を健康に保つやめに非常に重要な役割を果たしています。
気
生命を維持する『活力』であり人間の体を動かす最も大切な役割を果たし”病は気から”と言われるように体の循環を始め内臓器官や神経など全ての働きに関わります。
生まれながらに持っている【先天の気】と生まれた後に補う【後天の気】がありますが【後天の気】は毎日の生活で作られていきます。
”気”の乱れにより起こる不調
- 免疫力が低下しウイルスに感染しやすくなる
- 顔色が悪くなり元気がなくなる
- イライラして怒りっぽくなる
- 暴飲暴食になりやすい
血
血液の働きと同様で全身に酸素や栄養を運びホルモンバランスを整えます。血が不足する(栄養不足)と肩こりや肌トラブルも起きやすくなります。
”血”の乱れにより起こる不調
- 肩こりがひどい
- 手足などの末端が冷える
- 髪がパサつき艶がなくなる
- 目にクマが出来やすい
水
”水”の乱れにより起こる不調
体のあらゆる血液以外の水分である汗や尿、リンパ液を指します。体から余分な水分を排出する水の働きが滞ると肌も乾燥しやすくなります。
- 体が何だか疲れやすい
- のぼせやすい
- 顔が赤くなりやすい
- 浮腫みやすい

エステティックはこの東洋医学の『気・血・水』にアプローチします。
リンパマッサージ(リンパドレナージュ)は『水』であるリンパ液にダイレクトに作用します。
通常リンパは血流とは違い骨格筋を動かすこと(運動やストレッチ)により流れがスムーズに行われますが現代人は年齢を重ねるごとに活動量も運動量も減少していきます。
すると自ずとリンパ液の巡りも滞りやすくなります。
骨格筋を動かさずにスムーズにリンパを流す方法は『リンパドレナージュ』と言われるボディマッサージのテクニックが有効です。
『リンパドレナージュ』は知識と技術力が伴って効果的に体に作用します。よく強めのリンパマッサージとありますが強かったり早かったりするとリンパは逆に流れません。
また、脂肪が多い筋肉が張っているなど体のタイプによっても流し方が変わってきますのでお一人お一人に合わせた技術力が必要となるでしょう。
リンパの流れは自律神経とも深く関わりがあります。自律神経はリンパの流れをコントロールしているからです。

リラックスしている時(副交感神経が優位)は流れが良く緊張している時(交感神経が優位)は滞りやすくなります。これは血流も同じです。
つまり、リンパドレナージュでリンパを促す事は反作用で体のリラクゼーション効果がアップすると言うことなのです。
体に溜まった余分な『気』はリラックスで発散できます。つまり良い気も流れやすくなるという事です。
リンパドレナージュは『気・血・水』のバランスをとるのに最適であり、活動量や運動量の少ない現代人にはリラックス出来て心身共に健康なり綺麗になる美容法なのではないでしょうか?
もうすぐ立春です。暖かくなってきたらウォーキングやランニングなどの有酸素運動で全身の血流やリンパの流れをよくしてみて下さいね!!
ホワイトカメリア